イムス横浜旭リハビリテーション病院が導入するニュークックチル
イムス横浜旭リハビリテーション病院
イムス横浜旭リハビリテーション病院が採用した食事提供システム
2024年8月、イムス横浜旭リハビリテーション病院は地域のリハビリテーション医療の中核を担う施設として急性期治療では機能障害が残存した患者さまの早期自宅・社会復帰の実現への貢献を目指し開設された。
同病院では食事提供において系列病院である三愛会総合病院で導入をしているニュークックチル方式を採用した(三愛会総合病院でのFuwarica導入事例・ニュークックチル方式はこちら)。本方式は衛生管理と業務平準化・効率化に優れた調理方式であり厚生労働省が示す大量調理施設衛生管理マニュアルにも対応可能である。
ニュークックチル方式は温度管理が鍵となるシステムで、チルド状態に冷蔵されたご飯の盛り付けにおいてFuwaricaが『欠かせない役割』を果たしているとイムス横浜旭リハビリテーション病院 栄養科 安藤主任は語る。
安藤主任とFuwarica GST-FBB
欠かせない役割を果たすFuwarica
ニュークックチル方式の採用により朝昼夕の調理をまとめて行えるようにはなるが、それは病床数120床を抱えるイムス横浜旭リハビリテーション病院では1日分300食以上をチルド帯の温度で調理・盛り付けを行うことを意味する。
冷却されたご飯をしゃもじとキッチンスケールで計量しながら、300食以上の盛り付けや再加熱カートに対応する形状にご飯を成形する作業を手作業で行うには、多くの人手をかけ一気に行うか、作業を細かく分けて温度上昇が起きないようにしなければならない。作業が前倒しで行えることで業務量平準化や効率化が可能となるニュークックチル方式のメリットを最大限に発揮できないジレンマとなる。そのジレンマを、患者様に合わせて何パターンにも分かれる盛付量を正確に量り、1杯5秒ほどで盛り付けられるFuwarica GST-FBBが解消しているという意味で安藤主任は『欠かせない役割』と表現した。
安全な食事提供を支えるFuwaricaの重要性
Fuwaricaは単に効率化を図るだけでなく、病院での安全な食事提供にも貢献している。手でご飯を触ることが無いためより衛生的な管理が可能になること、厨房全体の業務負荷が下がりオペレーションの時間管理が出来ることで、作業遅延による温度上昇を防ぎつつ患者さまごとの分量が正確に計測できることなどが具体例として挙げられる。「栄養科として安全に食事を提供するという使命からFuwaricaを導入しない判断はあり得ませんでした」と安藤主任はインタビューを締めくくった。ニュークックチル方式の成功にFuwaricaが必須であるという知見が定着するのも遠くないのかもしれない。
取材協力:イムス横浜旭リハビリテーション病院