エイベックスにもあったFuwarica
エイベックス株式会社 様
エイベックス株式会社、言わずと知れた、音楽や映像を中心とした事業を展開する日本の企業である。1988年に設立され、その本社は東京都港区にある。本社には、およそ1,200人在籍し、常時450人前後が勤務している。 その中にある社員食堂に、スズモのご飯盛り付け機Fuwarica GST-FBCが使われている。
オフィスビルのエレベーターでフロアーへ到着し、通路を進んで行くと、奥にドアが開いている部屋があった。徐々に近づき、足を一歩踏み入れた途端に視界が開けた。広くて明るい木目調のエントランスには円形のベンチがあり、その上にエイベックスの「a」のロゴマークのオブジェが吊られていた。壁際には大きなモニターもあり、ミュージックビデオ等の映像が流れている。ちょっとスゴイ。
しばらくして、今回お話し頂くご担当者様(エイベックス㈱人事総務本部の細谷さん)と合流となった。ガラスで仕切られた入り口に、社員のIDカードをかざして食堂エリアに一緒に入って行く。広いフロアーには間隔を空けてテーブル席、その先にはボックス席、窓際などにカウンター席、打ち合わせ可能な大きなテーブル席などから構成されていた。
打ち合わせをしているような方も居て、聞けば、ランチミーティングに利用している方もいますとのこと。
温かいご飯がお弁当のクオリティを引き出す
注文カウンターの上には「POP-IN」と、アメリカンなデザインの看板が掲げてある。そこには今日のランチメニューの見本が展示されており、その他の注文はメニュー表からする。もっとも、ランチメニューはお弁当(Lunch box)として販売している1種のみとなり、他はサラダやドリンクなどである。ランチを注文して支払いを終えると、おかずが詰められた「お弁当箱」が渡され、自分でその隣にあるスズモのご飯盛り付け機Fuwaricaからご飯を盛ることになる。小盛、並盛、大盛、特盛の4種から希望するご飯の量のボタンを押すと、サッとご飯が定位置に盛り付けられる。その後は味噌汁と箸やナイフやフォークを取って、好きなテーブルに移動する。こちらの食堂はおかずを外部で調理し、お弁当箱に詰めたものを運んで来て、熱々のご飯と味噌汁をセルフで提供している。
「おかず」は出来立てでなくとも、ご飯と味噌汁は温かいものを提供する。それがお弁当のクオリティを格段に向上させ、美味しく提供できる。
ご担当の細谷さんは、この提供方法は試行錯誤した結果だと言う。「以前のシステムでは、社員食堂を利用する500名程度の社員に対してメニューがいくつか用意され、その場で調理して提供していて、ご飯の量も口頭で注文を聞いたりもしていましたが、コロナ禍により出勤する人数も変化し、お弁当に変更しました」とのこと。問題は、お弁当にするとご飯も冷めてしまい、美味しさが損なわれることが危惧された。しかし、今回導入したFuwaricaは、熱々のご飯を提供できるし、ご飯を盛る作業を利用者が行うことは、提供するスタッフの負荷をかなり減らすことが出来たと言う。利用するお客様も自分で好きな量が選べて盛れるので、好評を得ているとのこと。
面白いことに、こちらで働いているスタッフは、エイベックスのアーティストや、タレントさん達だそうです。空いた時間に働ける場所も提供しているとのこと。
注文カウンターの脇に今日のスタッフとして名前がおしゃれに表示されていました。
エイベックスは、社員やアーティスト、タレントを大切にする会社でもありました。
取材協力:エイベックス株式会社
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