カレーショップ C&C×Fuwarica+自動券売機
カレーショップC&Cダイニング
レストラン京王が運営するカレー専門店「カレーショップC&C」は、京王電鉄沿線を中心に店舗展開しているが、徐々に沿線外へも進出している。その一つに東京ビッグサイト店がある。
ここは他店舗とは異なり、「カレーショップC&Cダイニング」の店名が付いている。東京ビッグサイトはご存知の通り、東京都江東区有明にあり、多くのイベントが開催される施設である。併設されている飲食店も多く、カレー専門ではなく食事のレパートリーを増やすべく、定食も提供する店舗として2016年に進出した。店舗名に
はダイニングを付け、「カレーショップC&Cダイニング」になったという。
(左)入り口にあるメニュー看板
(右)2階のガレリア(通路)から見る外観
お昼の数時間が勝負
ビッグサイトはイベントの有無、規模の大小がまちまち。レストランの運営もそのイベント内容に左右される。その苦労をレストラン京王の営業本部 部長の河内さんにお聞きした。
「施設の特徴からしてお昼時間の数時間が勝負です」と話す。当然、イベントの開催日でないとお客様の来店は少ない。しかし開催日は、多くのお客様がお昼の時間に集中して来店する。イベントにもよるが、1時間あたり300食の提供となる日もある。以前はカレーの提供を3人で行っていたが、12㎏のご飯が15分でなくなるほどのご飯の盛り付けを、3日間のイベント期間中続けると、店長はじめスタッフが著しく疲弊したという。
このお昼の数時間の戦いをどうすればスムーズに作業できるか。すでに答えは持っていた。他の店舗で以前より導入していたご飯盛り付け機Fuwaricaをすぐさま移設して来たのだった。
Fuwaricaで乗り切る
ご飯盛り付け機の導入で、同じ量目のホカホカご飯がボタンを押すだけで皿に盛られる。ご飯もダマにならず、見た目にもきれい。さらに提供時間が早くなり、スタッフの作業を3人から2人に減らすことが出来て、もう一人は別の作業が出来るようになった。また、簡単なオペレーションなのでスタッフのトレーニングがほぼ無くなった。これも大きなメリットと河内さんは話す。
その後、カレー用のFuwaricaに加え、定食のご飯用のFuwaricaを追加して2台体制になった。
Fuwarica+自動券売機のつながり
店舗内の進化は止まらない。続いて自動券売機を、Fuwaricaと連携できるもの(日本システムプロジェクト/SEMOOR券売機)へ買い替えを行った。集中するお昼時間の行列が悩みどころの一つであったが、お客様がタッチパネルで食券を購入すると、すぐさま厨房のモニターに注文品が表示されると共に、ご飯の量目も自動でFuwaricaにメモリーされて容器に盛り付けてくれる。
ご飯の盛り付け作業だけでもスムーズなのに、ボタンを押す手間も無くなり、非常に便利なオペレーションへと進化した店舗になった。
(左)JSPのセルフレジ/SEMOOR券売機3台
(右)人気の唐揚げカレー
レストラン京王の河内さんは、さらにFuwaricaの利点を話してくれた。
保温ジャーと違って、保温していてもご飯が黄ばまず、においも付かないこと。蓋の開け閉めがほとんど無いので、ご飯が乾燥しカピカピに硬くならないこと。慣れると毎日の機械洗浄も楽に行えること。「一度使い始めると手放せなくなって、Fuwaricaが無いとお店が回らないですよ」と話しいただけた。
FuwaricaGST-RRAと店長の菊地さん
取材協力:カレーショップC&Cダイニング