奥道後の温泉地にもFuwarica
奥道後壱湯の守
愛媛県松山市。温泉地として有名な道後温泉から少し山間に行ったところに「奥道後温泉」がある。その中心にあるホテルが「奥道後壱湯の守」である。
1964年にその地に唯一の温泉ホテルとして開業。その後2014年に海栄RYOKANSグループのホテルとしてリニューアルオープンした。
現在は部屋数が160室あり、最近では海外からのお客様も多く訪れている。
最大の特徴は、敷地面積約1508㎡の西日本最大級の広さを持つ大露天風呂があり、宿泊だけでなく日帰り温泉も行っている。
朝食&夕食のビュッフェにFuwarica登場
ホテルの食事処は、別棟に会席料理を提供する離れもあるが、本館では朝夕とも食事はビュッフェ形式で提供している。愛媛県産の食材を贅沢に使った郷土料理の味覚を堪能でき、ライブキッチンも毎日開催されていて、宿泊者からすこぶる評判が良い。
その会場に置かれているのが、スズモのご飯盛り付け機Fuwaricaである。
広いビュッフェ会場とライブキッチン
以前は、保温ジャーの脇にしゃもじを置いて、お客様がご自身で茶碗にご飯を盛るオーソドックスなスタイルであった。その方法だと、ご飯の盛り付け時には人の渋滞が発生することや、ご飯ジャーとしゃもじの周りを頻繁に清掃しなければならないことなどから、何か方策を考えていたところ、読んでいた雑誌にFuwaricaが掲載されているのを見て、さっそく関連会社からカタログを取り寄せたという。
Fuwarica GST-RRA 2台が並ぶ
ご飯盛り付け機Fuwaricaシリーズには、デザインや機能の違いなどから、数種類のモデルがある。その中からGST-RRAブラックタイプを2台導入した。
副支配人の安田さんによると、デザイン性が良くビュッフェ会場にもマッチするので選んだとの事。夕食時には1台が白ご飯用、もう1台を鯛めし用に使用しており、朝食時は2台とも白ご飯にしているという。
コメの消費3割減に!
「Fuwaricaを使用して良かった点はどこでしょうか?」 さらに安田さんにお聞きしたところ、たくさんの利点を話していただけた。
第一に、当初期待していた通り、お客様の行列が解消されたこと。ボタンを押すだけでご飯が盛れるので、スムーズに次のコーナーに移動できるようになった。また、しゃもじを使わなくなり衛生的であることに加え、保温ジャーの開閉が無くなったので、ご飯が冷めずにホカホカの美味しいご飯が提供できることも大きいという。
そして予想以上に効果があった事として、ご飯の食べ残しが大幅に減り、その結果コメの消費量が3割も低下。フードロス対策とコストダウンに大きく寄与することが出来たこと。
また、スタッフの方も最初は機械の清掃や分解組立に手間がかかるかと不安視していたとのことだが、すぐに慣れて、今では重要な機器として重宝している。
Fuwaricaと副支配人(接客課) 安田さん
豊富な料理メニュー
宿泊でも日帰り入浴でもビュッフェは利用できる。普段は海外からのお客様も3~4割と多く、夏休みなどはファミリーの利用が増えるとのこと。そんな多くの人が訪れる奥道後温泉壱湯の守。そのビュッフェ会場ではスズモのFuwaricaが活躍していた。
取材協力:奥道後壱湯の守