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漁港の食堂でフル稼働するFuwarica


泉州漁港食堂きくのや


鬼道家


大阪府泉佐野市新浜町に泉佐野漁港がある。大阪府でも一、二を争う漁獲量がある漁港で、水揚げされた新鮮な魚を販売している。こちらの魚市場は、昭和30年代後半から佐野地方卸売市場の仲介業者や漁師の方々が販売を始めたのがきっかけとなり、平成8年には屋内施設をオープンした歴史がある。その漁港の一角に、「泉州漁港食堂きくのや」が2024年10月にオープンした。


起業した方は、菊川直紀氏。もともとケーブル会社の社員だったが、釣り好きが高じて縁のあったこの漁港に新鮮な魚を提供する食堂を作りたいという情熱を持ち、一大プロジェクトを起案して、なんとも巨大な食堂をオープンさせた。

オープン日から大行列のできる食堂となり、今では、コンスタントにお昼の時間だけでも平日200人。土日になると800人に膨れ上がる。広々とした店内…いや230~240人は入れる倉庫と言って良いくらいの広さ。券売機で注文して番号が呼ばれてから受け取りに行く、セルフサービスのシステム。高速道路サービスエリアのフードコートのイメージである。


鬼道家

広い店内 まさにサービスエリアのフードコート



定食メニューや丼メニューなど種類が多く、券売機の前でも迷う人が多々。どれを選んでも美味しそうなメニューが並ぶ。人気のメニューは何かを尋ねたところ、まずはお造りと天ぷらが付く「きくのや定食」。その天ぷらは揚げたてで大人気とのこと。もう一つは、新鮮な魚介類が載った「海鮮丼」が人気だそうだ。

もちろんネタは、毎日漁港から仕入れる新鮮な魚を使用しているので、格別な美味しさだと言う。


Fuwarica

海鮮丼(左)と 漁師のまかない丼(右)



効率化を求めてFuwarica導入


炊飯ジャーから手盛りでご飯を盛ると、とてもじゃないが追いつかない。多い日はお昼時間含めて3時間で約700人分のご飯メニューが出るので、さすがに手盛りでは難しいと、社長自ら機械の展示会に出向き、スズモのご飯盛付けロボットFuwaricaを見て、「これだ!」と確信して導入を決めた。しかし、多くのお客さんに対応するには1台では足りず、今では3台のFuwaricaがフル稼働している。


ボタン一つで簡単にご飯が盛れるし、量目のバラツキもない。驚くほど速く盛れるので、おかずのオペレーションもスムーズに行く。お店では、スタッフの人件費を減らすために券売機やお茶や水のセルフサービスを導入しており、ご飯の盛り付けも機械化で人手を減らし、効率化を図っている。


3台もFuwaricaを使用していると閉店後の清掃などは面倒ではないですか? と毎日のメンテナンスについてお聞きすると、「最初の頃だけで、今では慣れたので問題はないですよ」とのこと。


Fuwarica

魚が泳ぐいけすがある店内(左)と券売機(右)



「アミューズメントパークのように、家族で訪れて楽しく飲食してもらいたい。人を喜ばせることが好きなんです」と菊川社長。大きないけすには魚が回遊し、漁港らしく大漁旗が壁に貼ってあるカラフルな店内に、バーベキューコーナーもある。子供を連れた家族で訪れると、美味しくて楽しい時間が過ごせそうだ。


取材から引き上げる直前に、もらった一言に驚いた。

「Fuwaricaあと2台は追加したいと思っていますよ」


Fuwarica

調理スタッフ(左)と菊川社長(右)& Fuwarica GST-FBB




取材協力:株式会社菊乃家

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